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変額年金保険の保証機能はホントに必要?


現在販売されている変額年金保険の多くは、運用がうまくいかず満期時に元本割れをしてしまった場合にも、払込み保険料の金額は最低限保証される「年金原資保証型」という仕組みを取っています。

この「年金原資保証型」の変額年金保険の仕組みは、加入者にとって、運用がうまくいかなくても受取れる年金が減ってしまう恐れがない安心感を得ることができるシステムですが、一方で非常に高いコストが掛かっていることも忘れてはいけません。
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この年金原資を保証するためのコストのことを“保険関係費用”と言い、年間2.7%~3%程度掛かっているものが多く見られます。

変額年金保険の運用では本当にそのコストを支払う価値があるのでしょうか?

過去の運用実績から検証してみます。まずは、変額年金保険を運用する“特別勘定”について見ていきましょう。

■特別勘定ではどんな運用をしているの?

変額年金保険の運用を担う“特別勘定”は主に投資信託で運用が行われていますが、そのポートフォリオの内容は商品ごとによって変わってきます。

ここでは代表的なポートフォリオの例を用いて、過去の運用実績を見ていきたいと思います。

代表的な特別勘定のポートフォリオ代表的な特別勘定のポートフォリオ 筆者作成

特別勘定の運用では、「国内株式」「国内債券」「外国株式」「外国債券」の4つを組み合わせたポートフォリオが主流になっており、比較的安定的な運用成績が見込める「国内債券」の割合が高く設定されているのがその特徴と言えます。

過去20年間のそれぞれの資産の値動きと、上記の割合でポートフォリオを組んだ際の値動きを見てみましょう。

今回は個別のファンドではなく以下のインデックスを用いてシミュレーションします。
・国内株式(東証株価指数)
・国内債券(日興債券パフォーマンスインデックス)
・外国株式(MSCIコクサイ)
・外国債券(シティーグループ世界国債(除く日本))

各資産とポートフォリオの価格の推移各資産とポートフォリオの価格の推移
Thomson Reuters・Citi Group「The Yield Book」より筆者作成

「国内株式」「外国株式」「外国債券」の3つはかなり大きな値動きを繰り返していることが分かります。一方、「国内債券」と「合計(ポートフォリオ)」は安定的に上昇していることがグラフからも読み取れます。また、「国内債券」と「合計(ポートフォリオ)」を比較すると「合計(ポートフォリオ)」の方が高いリターンを目指せそうです。

どうやら、変額年金保険の運用では4つの資産を組み合わせることによって、安定的かつリターンを狙った運用を行っていることが上記のことからも分かります。

では、このポートフォリオで運用をした場合、10年後に元本割れをしているケースは過去にどれくらいあるのでしょうか?

■元本割れは121回中、0回!!

先程ご紹介したポートフォリオを用いて10年間運用を行った場合、どれくらい元本割れをする可能性があるかを検証してみましょう。

今回は1993年1月から毎月スタート時期を変えて2003年1月スタートまでの計121回の運用実績を調べました。

運用開始期間ごとの運用実績運用開始期間ごとの運用実績
Thomson Reuters・Citi Group「The Yield Book」より筆者作成

最も運用実績がよかったのは1995年4月運用開始の+70.6%となりました。また、最も運用実績が悪かったものでも1999年2月運用開始の+12.9%となっています。

リーマンショック後の株価が最も安かった時期に満期を迎えている場合でもマイナスにはならず、121回中元本割れは0回という結果には筆者も驚きを隠せません。

このことからも、変額年金保険の特別勘定の運用は非常に安定的な成果を上げていることがわかります。

ただ、実際の変額年金保険の運用では冒頭に説明した“保険関係費用”などの各種費用が掛かり、10年運用をするとトータルで3割(3%×10年)ほど得られるリターンが減ってしまうことになります。

上記のグラフを見ると、得られるリターンが30%減ってしまうと、2000年以降加入した方はほとんど利益を得られないような状態と言えます。

この結果を踏まえると、筆者には変額年金保険の“保険関係費用”は決して安くない安心料のように感じられます。

ただ、これを安いと捉えるか高いと捉えるかは人それぞれです。まだ見ぬ金融危機に備えて保証を付けた変額年金保険で運用を行うか、自らリスクを取って投資信託で運用を行うかは、まさに自分次第と言えるでしょう。

運用の種類によってリスクが変わってくるのはもちろんですが、何もしないことにもリスクがあります。以下のコンテンツを参考にどうぞ。
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