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公的年金は70歳からもらう時代に?


公的年金の財政ひっ迫から、支給開始年齢の引き上げが課題となっています。今回、加入者全員ではなく希望者だけですが、70歳から公的年金の支給を受けた方がお得な制度が導入されました。

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70歳から公的年金をもらう「繰下げ支給」がお得

もし70歳まで働く気があるのなら、希望すれば基礎年金、厚生年金ともに、支給開始年齢を70歳まで繰り下げることができます。もちろん、遅くもらう分、インセンティブがなければ誰も申し込みませんから、その分割増金がもらえることになります。

増額率は1カ月につき0.7%。たった0.7%かと思うかもしれませんが、これが積み重なると意外と大きな金額になります。

たとえば

1年(12カ月)繰り下げると8.4%(0.7%×12カ月)
2年(24か月)繰り下げると16.8%(0.7%×24カ月)
3年(36か月)繰り下げると25.2%(0.7%×36カ月)
4年(48か月)繰り下げると33.6%(0.7%×48か月)
5年(60か月)繰り下げると42.0%(0.7%×60カ月)

という具合です。

しかもこれが生涯続くのですから、もし80歳、90歳や100歳まで生きたら、大きな違いになります。もっともせっかく繰下げたのに、70歳で亡くなってしまったら何にもなりませんけどね。長生きする自信がある人にはおすすめしたい制度となります。

繰り下げるのは基礎年金と厚生年金両方でも、基礎年金だけでも、厚生年金だけでもかまいません。また、70歳まで待たずとも、たとえば66歳7カ月で支給開始を申し出れば、繰り下げ期間は申し出の前月までの18カ月となりますから、増額分は12.6%(0.7%×18カ月)となります。

手続きは簡単です。基礎年金(国民年金)だけを繰り下げたい人は、請求のときに「支給繰り下げ申請書」も同時に提出します。厚生年金の支給開始年齢を繰り下げたい人は、日本年金機構から送られてくる本来受給の請求書のはがきで、繰下げ支給を選択します。これは基礎年金と厚生年金を両方引き下げたい人の場合、返送する必要がありません。

いつもらうのがお得なのでしょう?

繰り下げによって支給額が増し、一生涯で受け取る総受取額が増えるならそれにこしたことはありません。ただし、人間、自分の寿命はわかりません。老齢年金は終身年金ですから、生きれば生きるほど得をしますが、寿命がわからない以上、「何歳からもらえば得」という正解はありません。

しかし、60代でも十分な収入があり、公的年金をもらう必要がない、という人であれば、支給を繰り下げるのも一つの選択肢になるでしょう。なにしろ70歳まで繰り下げれば42.0%増額されるわけですので、65歳から年額100万円もらえる人なら、142万円もらえます。しかも、これが生涯続きます。

たとえば85歳まで生きれば、年額100万円もらえる人なら、通常支給なら2,100万円、70歳からもらいはじめた人は2,272万円となります。この172万円の違いをどうとらえるかは人によるでしょう。

75歳まで繰り下げできるようにする案も検討

厚生労働省では、75歳まで受給開始年齢を繰り下げることを可能にする案も検討しているようです。もし増額率が同じく月0.7%なら、同じ例で考えるともらえる金額は年に184万円となります。

これは一見得なようにも見えますが、支給開始年齢があまりにも遅いために、85歳の時点でも受取総額は1,840万円となり、通常受給の方が有利ということになります。よっぽど長生きすれば別ですが、そんな自信のある人はそうはいないでしょう。この場合、増額率を月0.7%より引き上げる必要があると思われます。

しかし、これらも結局、支給開始年齢を遅らせたい政府の苦肉の策。人間いつ何があるかわかりませんから、もらえる物はもらえる内にもらっておくという人が、結局は多いのではないでしょうか。


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