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国民年金加入者必見の追納における注意点とその他の制度


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■国民年金保険料の納付率低下と後納制度

みなさんは国民年金保険料の納付率がどのくらいかご存知ですか?国民年金保険料の納付率の過去20年間の推移はグラフ1のようになっていて、平成24年度の納付率は59.0%となっています。グラフ1を見ると、平成5年度には85%を超えていたものが、徐々に低下していき、ついに60%を下回ってしまったという顕著な低下傾向が見て取れると思います。

国民年金納付率グラフ1:国民年金保険料の納付率の推移(過年度納付分は除く)
出典:厚生労働省「平成24年度の国民年金の加入・保険料納付状況」より著者作成

 

このような納付率の低下を背景に、日本年金機構では平成24年10月から平成27年9月までの3年間に限り、過去10年分まで未納分を納付出来る後納制度が実施されています。年金加入期間が短くて受給資格を得られない人や、年金額を増やしたい人にとっては非常に有効な制度となっていますので、未納分がある人はぜひ一度検討してみて下さい。

■猶予・免除制度と追納制度

この後納制度と似た制度に追納制度が挙げられます。追納制度は、猶予や免除制度を適用した分について過去10年まで遡って納付出来る制度です。

猶予や免除は意外と多くの人が利用しています。特に学生納付特例制度は多くの人が利用している(していた)と思います。平成26年度の国民年金保険料は15,250円ですが、これを毎月支払い続けるのは学生にとっては大きな負担となるからです。

実際、平成24年度の学生納付特例者は約172万人にも及びます。また、学生納付特例を含めた猶予および全額免除者の合計は約587万人に達していて、多くの人が活用している制度となっています。

しかし、このような猶予・免除制度は年金加入期間には算入されるものの年金額には反映されない(免除の場合は一部反映)ことに注意しておく必要があります。つまり、受け取る年金額が減ってしまうのです。そしてこれを防ぐための仕組みが追納という制度なのです。

■追納の注意点

追納は便利な制度ですが、1つ注意すべき点があります。それは3年以上前に遡って保険料を追納する場合には経過期間に応じた加算額が上乗せされるということです。表1はこの加算額について示したものですが、遡れば遡るほど加算額が増えていくことが分かると思います。10年前まで遡って追納すると加算額は年換算で17,400円にもなり、かなり割高になってしまいます。そのため、追納はなるべく早く、出来れば2年以内に行うことをお勧めします。

表1:平成26年度に追納した場合の期間別の加算額(単位は円
※猶予または全額免除の場合
追納加算額

出典:日本年金機構より著者作成

もちろん、追納する際は十分な余裕資金があることが前提となりますので、加算額を支払いたくないからといって無理して早めの追納をするべきではありません。しかし、追納が遅れれば遅れるほど加算額が大きくなることはしっかりと把握しておく必要があるでしょう。

■後納、追納だけじゃなく前納も!

ここまで後納、追納といういわば後払いの制度について紹介してきましたが、国民年金には前払いの制度もあります。それが前納制度です。これは保険料を口座振替でまとめて納めることで、毎月払う場合に比べて保険料が安くなるという制度です。平成26年4月から新たに「2年前納」が始まり、注目を集めています。

前納には他にも6ヵ月前納と1年前納があり、これらをまとめたものが表2になります。表2より明らかに2年前納の割引額が大きいことが分かると思います。2年度分をまとめて払うのは難しいという人も多いと思いますが、14,800円の割引はかなりお得だと思うので、家計に余裕のある人はぜひとも利用すべきだと思います。

表2:前納の支払額と割引額(単位は円)
年金前納

出典:日本年金機構より著者作成

年金は毎月払い続けるものというイメージを持たれている方も多いと思いますが、後払いや前払いでまとめて支払える制度もあり、場合によってはお得になることもあります。収入等の状況によって支払うのが難しい時期があったり、逆に余裕が出てくるというのは長い人生のなかで十分起こり得ると思います。そういった時に、これらの制度を上手く活用して計画的に年金を納付していきましょう。


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