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日本の個人年金保険市場はどれくれいの規模か?


2002年に銀行窓口で個人年金保険の販売が解禁されてから、将来や老後への備えとして個人年金保険に加入する人が増えています。

個人年金保険とは、民間の保険会社が販売している保険商品の一つで、支払った金額分に応じた保険金額となり、満期(通常は10年)を迎えた後、年金という形で毎年支給されるタイプの保険商品です。また契約者が死亡した場合は、死亡保険金として、保険金受取人に支払い済み保険料に応じた額が支払われるタイプの保険となります。

今回は「個人年金保険」にフォーカスし、現在の日本の個人年金保険市場の規模や、各保険会社の市場規模について見ていきたいと思います。個人年金保険への加入を検討されている方は、参考にして頂ければと思います。

1:個人年金保険の契約数・契約金額について

まずは、現在の日本の個人年金保険市場全体の規模を新規契約と保有契約の推移から見ていきたいと思います。

●新規契約件数
H24年度の個人年金保険の新規契約件数は165万件(前年度比103.9%)、新規契約高は8兆5630億円(同108.4%)となっています。

●保有契約件数
H24年度の個人年金保険の保有契約件数は2042万件(前年度比103.4%)、保有契約高は103兆5181億円となっています。

個人年金保険の新規契約件数の推移
個人年金保険の保有契約件数の推移個人年金保険の新規・保有契約件数の推移
(出所:生命保険協会HPより筆者作成)

契約件数の推移を見ると、新規契約数は平成22年度に一時落ち込みはあったものの、以降持ち直しています。保有契約件数の方は毎年増え続けている状況となっています。

契約金額についても、同様の動きとなっていることが見て取れます。

2:保険会社別 個人年金保険の契約状況について

1で個人年金保険市場の全体の規模と推移について見渡して頂いたところで、次に各保険会社別の個人年金保険の契約状況について見て頂きたいと思います。

●保有契約
保険会社別 個人年金保険の契約件数ランキング(H24年度)
保険会社別 個人年金保険の契約金額ランキング(H24年度)

保険会社別 H24年度個人年金保険の保有契約状況ランキング
(各社ディスクロージャー資料より筆者作成)

●新規契約
保険会社別 個人年金保険の新規契約件数ランキング(H24年度)
保険会社別 個人年金保険の新規契約金額ランキング(H24年度)

保険会社別 H24年度個人年金保険の新規契約状況ランキング
(各社ディスクロージャー資料より筆者作成)

保有契約高を見ると、生命保険業界最大手の日本生命が契約件数約2040万件・契約金額が約10兆円でトップとなっています。また、日本生命は新規契約においても、契約件数が163万件、契約金額で約8兆円と第2位になっています。

下位との差も圧倒的なものとなっており、日本の個人年金保険市場では業界最大手の日本生命が独壇場となっています。 日本生命以下、下位の保険会社では、国内資本の昔から存在している伝統的な保険会社が多くなっています。

一方、外資系の会社を見ると、保有契約高では1位がジブラルタ生命で契約件数が約100万件、契約金額が約3兆円となっており以下、メットライフアリコ、ハートフォード、INGと続いています。

新規契約の方では1位がアフラックで契約件数が約4万件、契約金額が1774億円となっており以下ジブラルタ、メットライフアリコ、アクサ、マスミューチュアル、マニュライフという順位になっています。

TVCMや広告等でも最近は外資系の保険会社が目立っていますが、外資系は第3分野の医療保険等に力を入れており、個人年金保険分野ではあまり目立っていないということが分かります。

3:銀行窓販における個人年金保険市場について

最後に、2002年に解禁されて以降着実にその販売額を伸ばしている銀行窓販市場について見ていきたいと思います。

銀行窓販とは、銀行の窓口で販売される保険商品を指したチャネルのことです。

銀行は一番良く利用される金融機関であり、相談もしやすい、信頼も出来るという点から販売解禁以降、変額個人年金保険を中心に人気を博し、2002年10月の解禁以降約32兆円もの個人年金保険が銀行窓口にて販売されています。

市場全体で見た場合、保有契約金額が全体で103兆円程なので全体の約3分の1が銀行窓販により販売されていることが分かります。

では次に、2002年の販売解禁以降での銀行窓販による個人年金保険販売額を保険会社別に見ていきたいと思います。

行窓販 個人年金保険販売額銀行窓販 個人年金保険販売額 2002年10月~2012年3月(出典:保険毎日新聞)

窓販による個人年金保険の販売額では、外資系保険会社や大手保険会社の子会社やグループ会社である銀行窓販に特化した保険会社(三井住友海上プライマリー生命や東京海上日動フィナンシャル生命、第一フロンティア生命等)が上位にランクされていることが分かります。

個人年金保険市場全体では、外資系はあまり目立っていませんでしたが、殊、銀行窓販というチャネルで見ると販売額のシェアが大きくなっており、特定分野に特化した形で強みを発揮していることが窺えます。

また大手各社も傘下に銀行窓販に特化した会社を加えることによって、シェアを伸ばそうという戦略を採っているようです。

4:最後に

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現在、生命保険分野では様々なタイプの保険に加入することが出来ますが、個人年金保険は貯蓄性の高い保険として、国や行政の年金不安が叫ばれるなか、注目を浴び続けています。

今回見て頂いたデータから見ても、その市場規模は大きく現在も着実に大きくなっており、そのニーズは今後も衰えることはないかと思われます。特に、窓販市場のシェアに関しては、まだ成長余地があるため、一時期販売の落ち込みはあったものの、国内景気の改善等も手伝って今後復調していくものかと思います。

今回は個別商品について言及していませんが、まずは日本の個人年金保険市場の概略を捉えることによって、客観的に自身の保険プランについて考えていけるものではないかと思っています。


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